福島潟フォトコンテスト.
福島潟の景観、風物詩、植物、鳥などの自然や、人と潟との関わりをテーマにした「福島潟フォトコンテスト」を毎年開催しています。
次回のフォトコンテスト情報は決まり次第お知らせします。
第32回福島潟フォトコンテストの結果をご覧ください。
今回も、作品募集のテーマにあるような様々なジャンルより、多彩な表現をされた力作が多く目立ちました。目立った作例としては、ヨシ焼き・オニバス・ハスの花・菜の花・桜などの季節の花々、野鳥・白鳥・オオヒシクイなどの渡り鳥の他、福島潟の景観として冬景・日の出・日の入り・ビューを遠景に入れた風景など沢山の題材がありますね。中でも福島潟大賞の「獲物獲得」は、ミサゴが捕獲した魚を両足で鷲掴みし、飛ぶ瞬間を画面いっぱいに表現され、迫力と緊張感が伝わる点が大賞に相応しい作品でした。 いつも申し上げてる事ですが、作品作りで大切な点は、何を表現し、どこを見せたいかをハッキリさせる事で、選者はもちろん観る側にも感動が伝わるので、参考にして欲しい点です。 今後も福島潟へ足を運ばれ、自分目線で今までに無い新しい被写体を発見され、撮り続けて欲しいと思います。
2026年3月 審査員 五十嵐七郎
応募者数113人、応募作品数313点の中から、五十嵐七郎氏による厳正な審査の結果、以下の25点が入賞しました。(評・五十嵐七郎)
猛禽類のミサゴが捕獲した魚を両足で鷲掴みし、その飛ぶ瞬間を画面いっぱいに見事に捉えた作品です。獲物は鯉ですかね。飛び散る水滴は臨場感があり、ナイスシャッターチャンスでした。この獲物をどこでどのように調理しお腹を満たすのか?興味が湧きます。 今度はミサゴが水中にダイビングする瞬間写真を見たいものですね。
優秀賞「春告げるのろし」鳴海誠(新潟市西区)
ヨシ焼きの一コマをベストポジションから上手い構図作りが成功した作品。ヨシの燃え上がる火のボリューム感を画面いっぱいに捉えており又、船を操る二人の櫂にも動感がありヨシ焼き写真撮影のお手本の様です。
優秀賞「サワオグルマのスケッチ」由藤惣一(新潟市中央区)
春の柔らかい日差しの中サワオグルマを描いてる女性をワンポイントにした画面に無駄の無い構図での写真表現が良かった作品。横位置構図で画面に広さ感を持たせた点も良く、左の木の存在感も良い感じですね。色調も綺麗でずーと見とれて居たいくらいです。
入選「朝の見回り」青木亮介
タイミング良くオオヨシキリをキャッチしましたね。朝の弱い光が差し込み光の扱いが上手い作品です。小鳥は花の咲き具合でも見回りに来たのでしょうか?画面全体を少し狭くして鳥の存在感を少し大きく見せたらより良くなると思います。
杭の上に並ぶカワウを主役に背景にヨシが燃える光景を表現された一枚。カワウの面積と火の面積との対比が上手いと思います。カワウに焦点を当てた事でより力強い作品となりました。カワウのそれぞれの表情が違う点が面白い作品です。
杭からネジバナがいい感じで伸びてます。まさにタイトルの通り自然現象ですね。作者の着眼点を評価します。珍しい現象で目に止めた一枚でした。
さえずる(歌)ホオアカにピントを合わせ一面の菜の花と白いハマダイコンを綺麗にぼかす技法が素晴らしい作品です。ホオアカの構図位置もベストで良いと思います。
ビューのガラスに絵を描いてる場面を捉えました。何階でしょうか?上空より眺めてみたいですね。ガラス越しに見える雪景色と制作中の絵画とても良く表現された一枚です。
変わった形状のオニバスは珍しいですね。良いところに着眼されました。目に止まった一枚でしたが惜しかった作品です。朝の光で影を表現するような工夫を期待します。
飯豊山地の方角からのご来光を上手く撮りましたね。朝日を画面左に配置した構図と水面に太陽がダイヤ状に反射した点も良く画面全体がオレンジ色に焼けスケール感ある風景。早朝に現地に着き日の出を待つご苦労を察します。
オニバスを上手く狙いましたね。弱い逆光状態で光の捉え方が良かった作品です。ピントもシャープで奥の葉がめくれた黒い部分を背景にした撮影はセンス良いです。
ハンノキの上空を飛ぶ四羽の白鳥をタイミング良く捉えました。縦構図で高さ感を出し下方は雪の白さを少なめに抑えた撮り方も良い点です。木々の黒と空と雪の白のコントラストも良いです。女性らしい作品表現が伝わる一枚。
満開のハマダイコンの群生の中に二人の若い女性が記念撮影するシーンを捉えた場面が素敵ですね。清々しい白い花と女性の白の衣装が春を物語っている。構図的に人物の位置をもう少し右に寄せて撮れたらより見栄えするでしょう。
見事な夕焼けですね。上空には白鳥の群れを良いタイミングで捉えられておりまさにタイトルの通りです。この時まで現地で待つ時間は大変でしたね。白鳥が餌場からねぐらの福島潟へ帰る場面を大胆に表現された上手い作品です。
初秋の福島潟の光景を上手く撮りました。縦位置構図で高さ感を表現されてます。青空に白い雲を捉え下方は観光船でしょうか?赤いライフジャケツトが色味を増幅しました。見ているだけで癒やされる空気感が素晴らしい。
オニバス池の方角から夜空を彩る花火を捉えた作品ですね。花火の作品は何点かの応募がありましたがこちらの作品が一番バランスが取れており選出しました。多重撮影等の技法が必要な花火ですが上手く撮れたと思います。
ビューの回廊の明かりを捉え画面全体の黄昏感を表現された点は上手いと思いますが何か見せ方を一工夫されたら良い作品です。
秋の早朝に朝日が登る潟来亭脇を狙い手前に紅葉の落下が輝く瞬間を見事に捉えた表現は良かったと思いますが何か一つワンポイントが欲しかった作品です。再度チャレンジして下さい。
地元の漁師さんが漁をする場面ですね。漁師のミノを着たいでたちも珍しい姿です。網を投げる場面又は網を上げる瞬間魚が跳ねる動きなどが欲しかったですね。ブルーの色調は早朝感を表現されていて素敵です。
朝焼けの空にハスの花と花に舞うミツバチをシルエットで捉えた表現は見せ場があります。狙い目は良いと思います。
手前にある緑の木とようもつ小屋の映り込みをシンメトリー風に捉え奥には満開の桜並木を入れまさに福島潟の春を強調する作品となりました。
満開一歩手前ですがハスの花を手前に広く捉え桜並木と左奥の一本の木立を入れた構図作りが良いと思います。青空と白い雲とのバランスも素敵です。ハスの花が満開状態ですと申し分ない作品でした。
早朝の潟辺でオオヨシキリの親子でしょうか?丁度よいとまり木でタイトルの通り二羽の会話が聞こえて来そうな作品で上手く捉えましたね。朝の空のブルーを基調に赤く焼け始めた空のグラデーションも素敵に見えてます。
菱の葉が茂る湖面に映るビュー福島潟をモザイク調に見せた表現が面白い作品です。 潟辺の杭にはアオサギが一人で占有してるのも不思議です。ここにカメラを向けた作者の感性は素晴らしい。
霧が湧いた日ですね。手前のカワウと奥を歩く二人を捉えた三角構図が良いですね。霧にかすむ二人の見え方が幻想的な雰囲気のある作品です。
「獲物獲得」 上杉正春
「春告げるのろし」鳴海誠 「サワオグルマのスケッチ」由藤惣一
「朝の見回り」青木亮介 「ヨシ焼の日」阿部督 「自然は芸術家」石坂均 「花明かりに歌う」伊藤晴雄 「天空のキャンバス」小沢寿長 「池 花」 小野塚春五 「来 光」 加藤恵太 「仲よしさん」小嶋百合子 「飛 翔」 小林千惠子 「福島潟・純白の大根の花」斉藤修司 「紅の帰り道」齋藤正敏 「いやしの潟時間」佐藤百合子 「鬼蓮華火」 菅沼利幸 「凍そうな黄昏」関口拓也 「希望の朝」 高橋幸子 「朝日をあびて」田村勲 「朝日とともに出勤中」細河士郎 「桜絶景」 松木勇紀 「静かな朝」 山口愛子 「こっちへおいで」山本啓三 「モザイク画」吉岡哲男 「霧幻の朝」 渡邉美恵子