福島潟の歴史

福島潟は 新潟を象徴する風景

新潟市内で「潟」と名のつく最大の湖沼です。

福島潟は県都新潟市の東方に位置する湖沼です。面積は262haあり、潟と名のつく湖の中では新潟県内で最大です。五頭連峰を映す湖面と鳥や花や人が一体となって織りなす四季折々の新潟の原風景を今に残しています。この自然は「日本の自然百選」「にいがた景勝百選」などに選ばれています。
福島潟はオオヒシクイやオニバスをはじめとして貴重な動植物が数多く生活しており、全国でも有数の自然豊かな場所です。

■福島潟は砂丘の賜物

福島潟は、その昔形成された新潟砂丘により阿賀野川などの河川の流れがさえぎられ、さらに砂丘列の内陸側に徐々に土砂が堆積しできあがった湖です。江戸時代に阿賀野川を日本海へ直接流す切り落とし工事から福島潟の干拓の歴史が始まりました。昭和40年代に行われた国営福島潟干拓建設事業により193haの大きさになり、現在は河川改修事業(湖岸堤などの整備)により干拓地が一部潟に戻り、潟面積は262haになりました。

※黒ずんで見える範囲が干拓される前の福島潟の姿。内沼潟や黒山潟は、新囲など輪中を作った干拓の結果生まれた湖沼です。

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